ストレージの容量が限界
普段プログラミング用途で使ってる時にはあまり容量食わないのですが、動画とか画像とか3Dデータとかを扱っていると、驚くほどストレージの容量を圧迫します。
というわけでストレージを増設したいわけです。
でもノートってあまり拡張性が高くないですよね。
さてどうやって増設すべきか…。
増設の方法
いろいろ調べていると以下のような方法があることが分かりました。
- デフォルトのストレージを容量の多い物に換装
- 諦めて外付けストレージを使う
- mSATAやM.2端子を使ってSSDにて増設する
- 光学ドライブを外してHDDやSSDに換装する
外付けは一番簡単ですが、面白くないし今回はパス。
容量の多い物に換装するのもありですが、面倒なのでこれもパス。
ふむ。@MINOのパソコンにはmSATAの端子があるのが確認できました。mSATA対応のSSDを買って増設するのもいいですね。
しかし実のところ160GBの2.5inchのハードディスクが余っており、それを使いたいので、それに予算もないし今回は光学ドライブをストレージに換装する方法を行いたいと思います。
160GBという微妙な容量はご愛嬌です。いずれ1TBくらいのSSD買ってやるぜ!!
光学ドライブをストレージに換装するとは
ノートパソコンの光学ドライブは大抵外すことができます。
光学ドライブもSATAでつながっているので、光学ドライブが繋がっているSATA端子にストレージを繋げれば増設することが可能です。
しかし当然光学ドライブを外しただけでは、ストレージを増設することはできません。物理的にハマりませんよね。
そこでそれ専用のマウンタを使います。
光学ドライブの形状を模したストレージマウンタです。こんなんです。
マウンタのサイズ
ノートパソコンに付いている光学ドライブは大きく分けて2サイズあるようです。
ドライブの面積はどちらも同じなようですが、厚みが違うみたいですね。
9.5mmと12.7mmです。(もしかしたら他のサイズもあるのかもしれませんが)
まずは光学ドライブのサイズを確認しましょう。実採寸してもいいですし、型番を確かめてスペックを確認する手もあります。今回はスペックを確認してみました。
光学ドライブの型番とサイズの確認
光学ドライブを外してみます。
作業上の注意
このような基板に触れる可能性のある作業の場合は、電源を外すのはもちろん、バッテリーも取り外す必要があります。通電状態で作業するのは危険ですよ。
さらに金属に触れるなどして静電気を逃がしてから作業を始めてください。
一つ注意点。パソコンによっては裏蓋を開ける(増設などの作業を行う)と保証対象外になる物もあるかもしれません。また少なからずマザーボードが露出するので何らかの故障を招くかもしれません。
ですのでこれからの作業を行うときは自己責任でお願いします。壊れた場合の責任は負いかねますのでご了承ください。
光学ドライブの取り外し
さてパソコンの裏蓋を外しました。外し方はそれぞれのノートパソコンで違うと思いますが、@MINOのパソコンではネジを2本外したら外れました。
光学ドライブがどのように付いているかも機種によって違うと思います。@MINOのパソコンでは一箇所ネジで止められているだけです。(ちなみに@MINOの所有する他のノートでもおんなじ固定方法でした)
ですのでネジを外して、ドライブを引きずり出すだけです。
取れました。
型番を確認しますと、
東芝Samsung SN-208
でした。この製品よく使われているみたいですね。
検索するとこのドライブは12.7mmであることが分かりました。ですので12.7mmのマウンタを買うことにします。
マウンタの購入
@MINOはamazonにて以下の商品を買いました。@MINOが買った時は1000円ちょっと。結構安いですね。
マウンタはポチッた次の日に届きました。
この商品は細身ドライバ、ネジ、ダミーベゼル、マウンタ本体が入っていました。
この製品では2.5inchの厚み7mm/9.5mm/12.7mmのSSDやHDDに対応していますが、もし9.5mmだった場合は、SSDやHDDの厚みにも制限がでます。
あたりまえですが9.5mmのマウンタに12.7mm厚のドライブ載りませんので注意です。
もしストレージもあわせて買うときはストレージのサイズもマウンタに載るものにしましょう。
マウンタでの作業
マウントするHDDの回収
さて余っているハードディスクを古いパソコンからの回収です。
160GBのHDDが採れました。SATA2ですが問題なく繋がるはずです。
マウンタにHDDを取り付け
これをマウンタに載せます。マウンタによって付け方は違うかもしれません。@MINOが買ったマウンタはスペーサを外してHDDを挿入して、スペーサを付けて固定する方法です。
またHDD側面にあるネジ穴にネジを取り付けるとマウンタ側にあるツメにネジが引っかかる様にしてあるので固定度が増すようです。
元の光学ドライブから固定部品を取り外します。これをマウンタに付けます。この部品が付くべきネジ穴はどうやら位置が規格となっているようで、@MINOが買ったマウンタにも同じ位置に穴がありました。
しかしネジ穴が切っていなく、そのままではネジが締めれませんでした。そこでちょっとドライバでグリグリして穴を広げ、ネジを締めれるようにしました。
固定部品を取り付けました。(向きに注意、最初反対に付けてしまいました)
ベゼル取り付け
@MINOが買ったマウンタにはダミーベゼルが付属されていました。取り付けてみましたが、ああ…。引っ込んでいるようになっちゃうな。
元の光学ドライブについているベゼル外せるのかな?と思っていじくり回しているとベゼルを取ることが出来ました。
取り付けられんか?と思ったらベゼルも取り付け穴が規格化されているようで、あっさり付きました。
外から見ると光学ドライブと見分けがつきませんね。
これで見た目に負い目を感じることもありません。
ノートパソコンにHDDを取り付けたマウンタを取り付け
するっとマウンタをいれてネジ止め。これで物理的な接続はOKなはずです。ノートパソコンの裏蓋を閉じて増設は完了です。
HDD認識の確認
BIOS(というかUEFIか)での認識の確認
さて物理的接続が済みましたので、ちゃんと認識されるか確認です。
BIOS画面をだして…おおちゃんと認識されていますね。
SATA PORT0で認識されている160GBのが光学ドライブ換装のHDDです。BIOSレベルでの認識は問題なさそうですね。
OSでの認識
さてwindowsで認識されるかな〜。デバイスマネージャで確認しました。
認識されていますね。
ちょっと問題
あれ?でもドライブとしてエクスプローラに出てきませんね。どうしたんだろ?
160GBのドライブそう言えばLinux入れてましたのでext4にしてました。windowsでマウントできるパーティションではないので、ドライブは正常ですが、パーティションに難ありだったんですね。
パーティションを作りなおしてフォーマットしましたところちゃんとエクスプローラに出てきてくれましたよ。
まとめ
光学ドライブつかう機会って結構減っていますよね。@MINOはここ1年で1回も使っていないですよ。
最初から光学ドライブ付いていないノートパソコンが多いわけです。
スペースの有効利用ということで光学ドライブのストレージ換装はオススメですよ。
ただ機種によってはファームウエアの問題で光学ドライブ換装のストレージが認識されない場合が稀にあるそうです。
amazonのレビューなどにも認識しなかった件などが挙がっているようですので、一旦目を通しておくほうが良いかもしれません。