2015/06/10 14:12:48

生半可にデュアルブートをしてはいけない

ひどい目にあいました。

最近、開発環境に不満を覚え始めていたので、思い切ってベースOSをLinuxにしようと思い立ちました。

昨今のwebフロントエンド開発には数多くのツールが必要になってきています。これらのツールはインストールや設定などをCUIでやることが多いです。

必然的にwindowsのコマンドプロンプトでは対応できないので、cygwinなどのUNIXライク環境ソフトを入れざるを得ないです。

cygwinは良いソフトだと思いますが、疑似環境なのでどうしてもフラストレーションがたまる場面もあります。

プログラミング環境はwindowsという人はかなり多いと思いますが、webフロントエンド開発よりの人がMacを使うのもうなずけます。

9割がた無職なフリーランスの@MINOとしては、オサレMacを買う予算を捻出できるわけもなく、Linuxが選択肢になるわけです。

@MINOはASUSのK55VDという廉価なノートを使っています。windows8がプリンストールされており、自分で8.1にバージョンアップしてあります。

この記事を書いている頃はwindows10のアップデート予約が始まっていたりして、windows関係のニュースが多いです。

最初は硬派にプリンストールされているwindowsをきれいさっぱり消して(もちろんデータはバックアップするが)、Linuxだけにしようかとも思ったのですが、windows10は無償バージョンアップだし、消してしまうのはもったいない気がして、それならデュアルブートすればいいかと思い立ったのです。

かなり昔にデュアルブートをやった記憶があり、「BIOSで切り替えればいいんでしょ」とCentOS7をほとんどなんの予備知識もなしに、インストールしてしまいましました。

インストールはつつがなく進み、特にエラーも出ずに終わりました。

しかし結果ご想像通り、windowsもLinuxも起動しなくなったのです。というかBIOSのBootデバイスの選択肢にHDDが現れないのです。

最近ではBIOSではなく、UEFIファームウェアというものが初期起動をつかさどっているらしく、このUEFIの形式でHDDをパーティション、フォーマットしたりしなくてはいけないらしいです。

確かに@MINOのノートもBIOSかと思っていたらUEFIファームウェア(に対応しているBIOSといったほうがいいのか?)が入っていましました。いつもの青い画面だからてっきりBIOSだと思っていましました。

windowsはUEFI形式でインストールされていましたが、CentOS7は旧来のBios形式でインストールしてしまったという体になるようです。

それから約4日かけて、HDDの復旧方法を調べたり実践したりしてみたが、どうにも治らず。

馬鹿なことにwindowsの起動ディスクもつくっていませんでしました。から事態は深刻だった。

@MINOのノートはインストールメディアが付属してないので、本来はリカバリー領域をつかって修復・再インストールをするのですが、起動ディスクがないためにそれもできず。

いろいろ悩んだ挙句、Microsoftから8.1のインストールメディアをダウンロードできることがわかり、windows8.1を入れなおすことにしました。

今回のことで昨今のOS起動についてそれなりに詳しくなれたし、Linuxの知識もいろいろ得られたので、無駄な時間だったとは思わないですが、見慣れないテクニカルタームとCUIでの作業で知恵熱が出そうな感じです。

HDDは別の1TBの外付けHDDにクローンとして保存していますので、もし知識がついてきたらまた復旧をやってみたいとは思います。